ポーナガール塔は、ニャチャンだけでなく
ベトナムを代表する遺跡の1つで
絶対外せない観光地です♪
 
 
はるか昔、ベトナムにチャンパ王国があった時代、
中南部の海岸沿線にチャム族の街が栄えました。
 
 
ニャチャンのカウタラの丘に残るポーナガール塔は、
9世紀初頭に女神ポーナガールを祭るために建てられました。
 
 
現在でも信仰心あるチャム族が
主祠堂・福祠堂と呼ばれる5つの塔を礼拝し、
ベトナムのチャム遺跡のなかで
唯一ヒンドゥー教が生きてる寺院と呼ばれています。
(ちなみにベトナムの86%がキン族で、チャム族はほんのわずか)
 
 
ポーナガールの見どころは、こちら!
①チャンパ建築様式
レンガの組み合わせだけで見事な曲線を作り出しています。
チャンパ建築で有名なのは、カンボジアのアンコールワットですね♪
 
 
 
②女神ポーナガール
10本の手を持つ女神ポーナガールのレリーフが残っています。
コメの栽培と織物技術を伝承したと言われています。
 
 
 
③ポーナガール塔の立地
カイ川の河口付近にある塔は、
海を一望できる丘の上に建立しています。
 
ニャチャンに台風が直撃しないジンクス。
それはポーナガールが丘の上から
ニャチャンを守っているからだそうです。
 
近年、景観を無視した高層ビルが建ち、
同時に嵐が多いのは女神の怒りだとか⁉ 
 
 
④チャム族の踊り
日中、塔付近ではチャム族の女性が踊りを披露しています。
土器や太鼓を持って踊る姿は昔からの姿。
気分はタイムスリップですね。
 
 
以上が見どころです。
 
 
主祠堂・福祠堂の中に入る際、
ノースリーブやショートパンツはNGです。
神を崇拝する場にふさわしいスタイルで尋ねましょう。
 
万一、ビーチスタイルで訪ねてしまった場合は、
羽織や巻物を貸してもらえますのでご安心を。
 
ポーナガールが教えたとされる織物。
チャム文化として今もニャチャンの街中で
ポーチなど見かけます。
 
どちらかと言えば地味ですが、
チャム遺跡見学の記念に良いですね!